リースするのと、創業融資で購入するのとどっちが得か?

この記事を書いた人
工藤聡生

公認会計士・税理士
元銀行員、20年にわたり、創業融資、銀行融資、VCからの資金調達を支援てきました。資金調達の累計額は、100億円以上です。

まず、1000万円を借りていて、金利が増減した場合についてご説明します。
1000万円借りた場合を覚えておけば、他の借入額へ応用は簡単です。
金利節減効果は、100万円借りた場合は、10分の1、500万円借りた場合は、2分の1を単純に乗じれば得られます。
700万円の場合は、100万円の場合の7倍です。
1000万円を借りている場合に、仮に金利が1%下がったとしましょう。
この場合、通期の利息合計額は、返済期間が5年の場合は、残高が時の経過に応じて減少していくので、25万円、返済期間が10年の場合は、50万円も得となります
1000万円の借入となると返済期間が長期の10年に及ぶことも多いのでかなりの節約となります。

リースを組んだ場合、金利はリース料に隠れてみえませんが、実は金利はものすごく高く設定されており、7~8%です。
金利1%の場合と比較すると、リース期間が5年だと150万円、10年だと300万円も利息の支払総額が大きくなってしまいます
大変な出費ですね。
リースは、いったん組むと解約には、残期間のリース料合計額相当の解約損害金がかかりますので解約は実質的にできません。
経済効果は、高金利で借金して購入しているのと同じです
低金利の創業融資を調達して購入した方がはるかに得なのです。
リースは安易に組むべきではありません。

借入金は、金利が1%下がるだけでも、かなりの節約となります。
とくに長期の借入は、効果が甚大です。
創業時には、低金利の創業融資を必ず利用するようにしてください。
創業融資は、公的な資金を原資としており、開業率をあげるために、無担保無保証でも金利がかなり低く設定されています

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